
こんにちは、ふりにゃんです。
みなさんは「自分の強み」を把握していますか?
フリーランスにとって「強みの把握」って、けっこう大事なものですよね。
そこで今回は「自分の強みを見つめなおしてみたい」と常々感じているフリーランスの方に向け、キャリア面談を通して気づいた「自分の行動力」と「人それぞれの動き出し方の違い」について綴っています。
自分には「行動力がない」と思っている人にぜひ読んでほしいです!
キャリア面談とは?

そもそもキャリア面談って、何なのにゃん
「キャリア面談とは、自分のこれからの働き方や生き方について考えるための対話の時間です。
「今の仕事、このままでいいのかな?」
「やりたいことがあるけど、何から始めればいいんだろう」
そんなモヤモヤを言葉にして、キャリア支援者と一緒に整理していきます。
面談といっても、正解を教えてもらう場ではなく、自分の気持ちや考えを“自分の言葉”で話すことで、頭の中が自然と整理されていくという体験に近いです。
就職や転職を考えている人だけでなく、
「今のまま働き続けるか悩んでいる」
「やりたいことがあるけど一歩踏み出せない」
そんなフリーランスや働く大人におすすめの時間です。
「私には行動力なんてない」と思ってた。でも…
今回面談で話したテーマは、「自分が感じる強み」について。
話をしている中で、ふと「ふりにゃんさんって、行動力がありますよね」と言われました。
正直、ちょっとびっくりしました。
なぜなら、自分のことを“行動力がある人”なんて思ったこと、これまで一度もなかったからです。
でも、話を深めていくうちに、「ああ、たしかにそうかもしれない」と思う瞬間がありました。
好きな人と一緒にいたいから、自然と「動いていた」
いま、私はとても心地よい環境で働けています。その理由のひとつは「好きな人たちと働けているから」です。
この環境って、どうしてこうなったのか、偶然だったのか、とよくよく振り返ってみると、
「この人の考え方が好きだな」
「一緒にいると心がラクだな」
そんな人に対して、私は自分から近づいていました。
たとえば、
・その人が参加しているイベントに申し込む(主催されている場合はもちろん)
・SNSで感想を送ったり、リアクションを返したりする
・同じコミュニティに入ってみる
…そんなふうに「好きな人と同じ空気に触れる」ことを意識的に選んでいました。そんなふうに仲良くなって一緒に仕事ができるようになっていました。
そしてそれが「行動力」だと言われて、初めて気がつきました。
断られることが、怖くなくなった
昔はそんな自分はいませんでした。
20代の頃は、「こんなこと言ったら迷惑かも」とか「断られたらどうしよう」とか、そういう気持ちのほうが強くて、なかなか動けませんでした。人に拒絶されるって、本当に怖いことだと思っていたので。
でも、いまは不思議と、
「断られても、その理由は分からない。だから考えても意味がない」
「私の好意を伝えること自体に意味がある」
そう思えるようになってきました。
自分でも“いつ変わったのか”ははっきりわからないけれど、これもフリーランスという働き方が関係している気がします。明日、来月、1年後。同じ仕事を誰としているかは分からない。時代の波にのっかって、たまに飲まれながらもゆらゆら流れていくフリーランスとして過ごしているからこそ「何かは変わっていく」ことを体感してきました。
だから「今はダメでも、明日は分からない」「今は断られても、別の日にトライしたら大丈夫かも」そんな感覚が育っていったのかもしれません。
そしてまた何度か「思い切って声をかけてみてよかった!」という経験を積んできたこともたくさんありました。そうやって、少しずつ自信がつき「行動にうつす」ことが多くなっていったのかもしれません。
行動までに時間がかかる人が持っている、別の強み
でも自分の中に「行動力がある」と思ったとき、じゃあ「すぐに行動が移せない」ことって悪いのか?と思いました。
世の中には「なかなか行動に移せない」という人もたくさんいますよね。
考えすぎてしまう、心配しすぎてしまう、怖さが勝ってしまう……。
でも、そんな人たちは、心の中にある自分の感情を丁寧に育てているんじゃないでしょうか。
「でも自分は本当はこうしたい」
「こんな気持ちで臨みたい」
「こんなことを大事にしている」
恐怖や心配の根っこには、自分が大切にしている気持ちがあります。
相手を思いやる気持ち、自分だけじゃなくみんなに喜んでほしい気持ち、役立てたい気持ち、誰かを悲しませたくない気持ち。
自分の気持ちをしっかり感じて、あたためている。
あたためるには、少し時間がかかります。
でもあたためて、もしも行動に移せたら、その一歩の「感動の深さ」って、ものすごく大きくなるんじゃないでしょうか。
大事に大事にしてきたからこそ、行動に移したときに「より大きな感動を得られる」のではないかと思うんです。
「早く動ける人」も「時間がかかる人」も、それぞれの良さがある
わたしはどちらかというと、行動が早いタイプ。
でもそのぶん、気持ちをそこまで込めずに動いていることも多くて、うまくいっても失敗しても、感情の振れ幅は小さいなと感じます。
一方で、じっくり考えてから動く人は、動き出すまでに時間がかかる分、うまくいったときの感動や達成感が、ものすごく大きくなると思います。それは私からすると、ものすごくうらやましいことです。
どちらが良い、悪いではなくて、「それぞれの在り方に、それぞれの豊かさがある」ということを改めて感じました。
最後に
キャリア面談って、最初はちょっと緊張しますが、こうして自分の中にあるものを「話す→整理する→気づく」の流れが生まれて、すごく有意義でした!
気になった方は、国の制度で利用できるキャリア面談もあるのでぜひ利用してみてくださいね。