フリーランスの単価交渉、どう切り出す?報酬アップにつながった私の3つの準備

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フリーランスの単価交渉術

こんにちは!ふりにゃんです。

突然ですが、

「この単価(報酬)のままで、本当にいいのかな?」

と感じたことはないでしょうか?

お金の話はいずれしなければならないけれど、自分からするのは、ちょっと勇気がいるもの。

「失礼じゃないかな」
「嫌われないかな」
「そんなに自分に価値ってあるのかな……」

そう悩んでしまうのも、自然なことです。

わたし自身、ずっとそう思って行動できずにいたひとりでした。でもある日、ふとしたきっかけで思い切って交渉ししたところ、意外なことが起こりました。

実際に交渉してみてどうだったか?
交渉に向けてやってよかった準備や、相手に伝えるときの工夫とは?

「まだ交渉したことがないけど、ちょっと気になっている」というあなたに、わたしの実体験をお届けします。

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単価交渉は、ずっと「遠いもの」だった

私がフリーランスとして働き始めて、もう15年ほどになります。

最初は「ライター」として、記事を書く仕事からスタートしました。当時は1文字〇円という契約で、やがて「1記事〇円」という報酬形態に変わっていきましたが、数年経ってもその金額はほとんど変わりませんでした。

当時の私は、「単価を上げていく」という発想をまったく持っていなかったのです。

その理由のひとつは、会社員時代の感覚がどこかに残っていたからかもしれません。

報酬は自分で決めるものではない

そんな思い込みが、無意識のうちに染みついていたように思います。

どれだけ頑張っても、時給換算で見れば単価は変わらない。つまり、働く時間が同じであれば、将来得られる収入もずっと変わらないということになります。

「少しでも収入を増やすにはどうしたらいいんだろう?」

その答えのひとつが「時間あたりの報酬を上げていくこと」でした。

私は次第に「今の働き方のままで、収入を上げることはできないのだろうか?」と、真剣に考えるようになっていったのです。

このことに気づくまで、3~4年かかっているにゃん!

はじめての単価交渉は「30%アップ」から

ある日、たまたま読んだ漫画で「報酬交渉を堂々としている様子」を見て、「そうか、そんなのアリなんだ」と驚きました。

漫画のタイトルが気になるにゃん

その漫画をきっかけに、継続案件をいただいていたクライアントさんに、思い切って「30%の単価アップ」を相談という形で伝えてみたんです。

すると、返ってきたのは

――「いいですよ」

というあっさりとした一言。

あまりにあっけない出来事でした。

「もっと早く言えばよかったにゃー!」

単価交渉のハードルを下げた「3つの準備」

単価交渉って、一歩踏み出すのがとにかく怖いんです。

でも漫画をきっかけに単価交渉に成功したわたしは、それからこんなことを意識するようになりました。

① 自分の「成長」を振り返った

仕事を始めた当初と比べて、

  • 執筆スピード
  • 記事の構成力
  • クライアントへの提案 

など、明らかにスキルが上がっている自覚がありました。成果物の質の向上は、報酬アップの「根拠」になります。これは、自分自身でちゃんと認めてあげることが大事です。

② クライアントとの「良好な関係」を維持していた

普段から丁寧なやり取りを心がけていたことで、いざ相談するときもスムーズに受け入れてもらえました。

  • レスポンスの早さ
  • 相手への敬意
  • 小さな気配り

クライアントとの「関係の質」は、交渉成功率を大きく左右すると思います。

③ タイミングを見極めた

実際に相談をしたのは、クライアントの「次年度の予算決定前」でした。これは偶然ではありましたが、結果的にすごくスムーズに話が進みました。相手が「この時期にいろいろ考える」という時期を選ぶ(あるいは時期をみて今は伝えない、と選択する)ことも、交渉では意外と大事なポイントです。

報酬アップで得たのは、お金以上の「自信」

報酬が上がったことで、もちろん生活面での安心感もありました(これは大きい)。そしてそれ以上に感じたのは、「自分の仕事にはちゃんと価値がある」と思えるようになったことです。

自分の仕事に自信を持つ。大事なことだにゃん

それから「いい仕事をしたい」という前向きな気持ちも不思議と強まりました。結果的に、クライアントに対しても、より良い提案やアウトプットができるようになったと思います。

交渉は「わがまま」じゃない。

単価交渉って、何度経験しても少しドキドキします。でもそれは、今ある関係を大切にしたいからこその緊張でもあると思っています。

報酬の話をすることは、決して「図々しいこと」ではなくて、一緒により良い関係をつくっていくための、自然な対話のひとつと捉えると良いかもしれません。

「自分もそろそろ、話してみてもいいかもしれない」と思ったとき、この記事のことを少しでも思い出してもらえたらうれしいです。