月収が不安定でも、お金の不安が減った理由

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お金の不安

フリーランスの私が少しだけ安心できるようになった話

※この記事は、ひとりのフリーランスである私自身の体験をもとに書いています。フリーランスの働き方や考え方は本当にさまざま。あくまで一つの視点として、参考になる部分があれば嬉しいです。


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2年に一度くらいのペースで、ガクンと収入が落ちる

フリーランスとして10年以上働いている私ですが、2年に一度くらいのペースで、ガクンと収入が落ちることがあります。

多いときには、それまでの月収の半分くらいになることもあり、本当に血の気が引きます。長く働いていても、こんなふうに収入が激減することがいまだにあるのかと、驚く出来事でもあります。

特に、老後のことを考えると「このままで大丈夫なんだろうか」と不安になります。こうした不安が完全になくなることは、おそらくないんだろうと思います。

仕事が減るのは、たびたびあること

最近のことですが、請け負っていた事務サポート業務の稼働時間が半分になりました。数十時間あった仕事が数時間になり、その分の収入が半減。また、2年間続けていたSEOライティングの仕事が一区切りを迎え、クライアント側の事情で更新されず終了しました。

複数のクライアントからの仕事が減るタイミングが同じになり、かなりの収入減になりました。

でも正直に言うと、「いよいよ来たか」と思ったのも事実です。

自分のしていた仕事のいくつかは、AIや専用サービスで代替できるような内容だったので、時代の流れを受け入れる気持ちも少なからずありました。

動く前に、一度立ち止まって「考える」

仕事が減ったとき、私はすぐに動き出すタイプです。営業したり、求人に応募したり、知人に声をかけたりします。でもその前に、「どうして今、収入が落ちたのか?」を自分なりに整理してみるようにしています。

  • 自分の仕事の質が落ちていた?
  • 相手が求めるレベルが変わってきた?
  • 契約更新のタイミングだっただけかもしれない?
  • 相手企業の経営戦略や人事異動があった?
  • 自分が企業の文化や期待にフィットしきれていなかった?

「自分のせい」なのか「クライアントの事情」なのか、それとも「時代の変化」なのか。耳が痛くなるようなことも、自分ではなくまわりの変化であることも、考えられる理由を考え、とどめてみます。

どれも「確かな正解」かどうか分からないけれど、こうしていくつかの仮説を立ててみるだけでも、ただ不安にのまれるのとは違い、少しずつ気持ちが落ち着いていきます。

自分の思考に合った「考え方のスタイル」を知る

私は、考えを深めるときに、誰かに質問してもらいながら話す方が思考が進みやすいタイプです。

頭の中でひとりでぐるぐる考えるよりも、誰かとの会話や対話を通じて、「そうか、こういうことだったんだ」と気づけることがあります。

ChatGPTのようなAIに相談してみるのもひとつの方法ですし、信頼できる誰かに「最近さ、こんなことを考えているんだけど…」と話してみるだけでも十分です。

もちろん、紙に書き出す、通勤中に考える、朝のお散歩で思考するなど、人それぞれのやり方があると思います。大事なのは、自分が考えやすいやり方を知っておくことだと感じています。

自分らしい暮らしに、いくら必要か知っておく

お金の不安を少しでも減らすために、私がやってよかったことのひとつが、「自分が自分らしく暮らすために、毎月いくら必要か?」を具体的に出してみることでした。

  • どこに住みたいのか
  • どんな食生活が心地いいのか
  • どのくらいの服をどれだけ買って、どんな場所で買い物するのか
  • お仕事終わりにはどんなことをしたいのか
  • 休日はどんなふうに過ごしたいのか
  • 周囲と、どう関わりあっていきたいのか

それをできるだけ具体的に書き出し、月単位の生活費に落とし込みます。

すると、私の場合は物欲はあるのですが倹約も好きなので、セール時期やメルカリなどを活用したり、気に入ったものを長く使ったり、自分好みの味付けが好きなので自炊が多いことに気づいたりして

「意外とお金をかけずとも、心地よく過ごせるかもしれない」

と思えるようになりました。

生活にかかるお金を超超超具体的に把握することは、「どれだけ稼がないといけないのか」を冷静に知る手がかりになります。

自分がこの世から去るときに、ちょうど手持ちのお金を使い果たす。そのくらいの感覚で、今の自分に必要な生活資金を考えてみる。そうすることで、漠然と「不安だ」と思っていた気持ちが、少しずつ輪郭を持ち始めました。

フリーランスを続けて感じていること

「不安がなくなること」はないし「お金がなくなったらどうしよう」という気持ちは常にそばにあるし、仕事が減ったときのショックは簡単に受け流せるものではありません。

でも、フリーランスとして働いていてよかったと思うこともあります。

たとえば、こんなふうに「なぜそうなったのか」を考える時間が持てること。今必要な生活資金を具体的にしてみよう!と思えること。選んだ仕事や行動が、自分の暮らしとストレートにつながるので「私は今、自分の人生を自分で動かしている」という実感を持てるような気がします。

少し不安定でも「自分で選んだ人生」を歩いている、そんなふうに思える瞬間があることがこの働き方のいいところなのではないかな、と。

最後に:不安と肩組んで歩こう

フリーランスという働き方には、いろんな形があります。安定している人もいれば、私のように波がある人もいます(もう波はこないでほしい)どんなスタイルにも、良いところと難しさがあります。

不安との向き合い方も、行動のタイミングも、人それぞれ。みなさんがご自身の働き方を見直したり、少しでも安心できる考え方を見つけるきっかけになれば嬉しいです。